
個人での輸出ビジネス|メリット・デメリットを解説
輸出ビジネスは近年個人で始める人が増えており人気を集めています。簡単に始めることができますが、販路を開き成功するためには準備が必要です。メリット・デメリットを交えながら、具体的な準備項目やおすすめのECサイトをご紹介いたします。
個人での輸出

個人での輸出ビジネスを始める人は近年増加傾向にあります。
実際月商100万円以上を出す人もおり、もはや副業ではなくそれを生業とすることも可能な時代です。
日本製品は元々質が高く、海外で売れやすいというアドバンテージがあります。
うまく販路さえ開くことができれば、成功することは難しくありません。
個人で輸出ビジネスを始めるにあたり、そのメリットやデメリット、そして始めるための準備についておさらいしておきましょう。
個人のメリット

個人で輸出ビジネスを始めるメリットはいくつかあります。
個人だからこそ、大手と同じ土俵ではなく、ニッチなジャンルを切り開きやすい、という点がまず一つのメリットでしょう。
アニメや漫画など日本特有のサブカルチャーなどは最たる例で、日本ではさほど注目されない商品が海外では大人気、なんてことも珍しくはありません。
そういった国内と海外で需要に大きな差がある商品を見つけて販売すれば、思いがけない利益につながることもあるでしょう。
また、海外への輸出に伴う売買には消費税がかかりません。
仮に仕入れ時に消費税を払っていたとすれば、申請をすることで還付を受けることができます。
これもまた、大きなメリットとなるでしょう。
個人のデメリット

海外の企業もしくは個人が取引相手となるため、日本語のみではやりとりができない可能性があります。
最近は翻訳ツールもかなり精度が高くなっていますが、最低限の語学力は求められることになるでしょう。
また、海外は国内に比べ、取引先までの距離が物理的に遠くなります。
商品の郵送にかかる時間は長くなり、費用も必然的に高くつきます。
このコストをしっかり把握していないと、ものが売れても利益は出せません。
同様に為替レートのリスクもあります。
円安時は良いですが、これが急に円高へと傾いたとき、輸出ビジネスで利益を出す難易度は高まります。
情勢に応じて柔軟に動けるよう、為替状況には敏感になる必要があるでしょう。
始める準備
個人で輸出ビジネスを始めるにはパソコン(最悪スマホのみ)及びインターネット環境の他、クレジットカードと銀行口座、そしてECサイトの準備が必要となります。これらのどれが欠けても、輸出ビジネスを始めるのは難しくなるでしょう。
商品の発送には、ヤマト運輸や佐川急便といった大手運送会社を使うこともできますが、国際郵便を利用するのがおすすめです。
配送料が安く、損害補償制度もあるため、トラブルが発生しやすい海外発送に適しています。
越境ECサイトの利用

準備に必要な項目として挙げられているECサイトとは、簡単に言えばネット上のショッピングモールのようなものです。
国内で言えば楽天市場などが挙げられます。
- eBay
- Amazon(海外版)
- 京東商城JD.com
- Shopee
これらのECモールに登録し、商品を掲載して販売するのが一般的な流れとなります。
中でもShopeeは日本語対応サポートがあるため、これから始める方にとっては特に、安心して利用できるでしょう。